水を飲んでいる女性

ガンの弊害

失った乳房を再建することができます

乳房を大きく切除した場合と乳房を残した場合とで、再発率の差がほとんど生じていないことが判明したためなのですが、がんのステージによっては乳房を切除せざるをえないことがあります。乳房は女性らしさの象徴とも言われている部位であるため、乳房を失ってしまったことでひどく落ち込んでしまう人が少なくありません。中には深刻なうつ状態に陥ってしまう人もいるのですが、気持ちが沈んでいると体の免疫力が低下してしまいます。免疫力が低下するとがんに打ち勝つことができなくなってしまうため、乳房の喪失を軽視することはできません。その問題を解決することができるのが、形成外科で行われている乳房再建手術です。乳房再建手術を受けることによって生きていく希望を持てるようになる人がたくさんいますので、乳がん手術で乳房を失ってしまった人は、積極的に乳房再建手術を受けるようにした方がよいです。

見た目に違和感のない乳房を作ってもらうことができます

日本国内で一番最初に乳がん手術後の乳房再建手術が行われたのは、1970年代後半のことです。まず最初に患者自身の体から採取した脂肪を注入する方法で乳房再建が行われ、その後にプロテーゼ挿入による乳房再建も行われるようになりました。初期の頃は失われてしまった乳房の膨らみを取り戻すことに重点が置かれていましたので、乳房の見た目は二の次扱いにされていました。そのため、乳輪や乳首は失われたままにされていたのですが、そのような状態では心の健康を完全に取り戻すことができない人がほとんどでした。しかし、現在では見た目に違和感のない乳房再建手術が行われるようになりましたので、乳輪や乳首もちゃんと再建してもらうことができます。温泉にも入れるようになったと喜んでいる患者がたくさん存在しています。